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底井野 <往還の猫> [物語]

中間から遠賀川を渡り、埴生公園を横に見て古月方面へ向かうと、そこは底井野。 室町の昔、ここには麻生氏の出城がありました。

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攻めるときは高く見え、降りてゆくときは低く感じて、まるで猫が背を丸めたり伸ばしているようだということで、猫城と名づけられたそうです。(中間市HPより)

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いま、その地は月瀬八幡宮になっていて、隣には恵比須宮もあります。鳥居が仲良く二つ並んでいますね。

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こちらが恵比寿宮の拝殿です。木の色と垂れ幕の藍色が良く合っています。日本の色合いですね。 その後ろに・・・なんだか変わった形の屋根が・・・

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二の鳥居の脇に佇む二つのとんがり屋根のおうち・・・そうです、猫城に因んで建てられた宮司さんのお宅なのです。[猫][ぴかぴか(新しい)] 軒下で悠を眺めて腕組みするのは、未来の宮司さんでしょうか!?

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さらに奥へずいと進むと、三の鳥居。 この上にお城があったということで、その名残のように急な階段が上へと伸びています。鳥居には明治16年。その上に高倉健さんの五代前、豪商「小松屋」のご内儀、小田宅子さんを偲ぶ会の立て看板がありました。

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見上げると上の鳥居が、おいでおいでと誘っています。四の鳥居ですね。 神社の配置というのは、とても面白いと思います。参道からあくまでもまっすぐ、本殿のご神体に向かって一直線に配置しているお宮さんがあるかと思ったら、ある神社ではわざと鍵の手に参道が曲がっていたり・・・。こちらの月瀬八幡は、上へと視線が変化します。

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上には猫城址の大きな石碑。 人手を使って揚げたそうです。

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本殿は立派な流れ造り。千木と鰹木の乗ったこの社は、寛永15年(1638)時の筑前二代藩主、黒田忠之が宇佐八幡から勧請(分祀)して建立しました。

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帰りに月瀬八幡の近くで見つけたレトロな建物。 昭和初期を思わせる駐在所か郵便局のように見受けられます。歩けば歩くほど味の出てくる街、行き交う人々が自然に挨拶を交わし、厚い人情と歴史の重みを感じられる中間は上底井野。 赤間街道と長崎街道を結ぶ「底井野往還」の中心地として栄え、今も往時を偲ぶ面影を色濃く残しています。

撮影:2009年1月 L.Q. <1.7.8枚目>  L.T. <2~6、9枚目>


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caramelpapa


川向こうだけ歴史が止まっているような

底井野近辺は特にそう思えます

まあ底井野小学校からのイメージが主ですが

   
by caramelpapa (2009-02-15 18:45) 

wanwanmaru

猫城ですか。知らなかったけど、面白い名前ですね~。
こんな名前のお城って全国でも珍しいんじゃないかと・・。

鳥居が横に二つ並んでいるという光景も何とも珍しい。
まだまだ地元には面白いものがたくさんあるんですね。

レトロな建築物といい、この地域が栄えていた時代が
偲ばれて一度は行ってみたいと思わせます。

by wanwanmaru (2009-02-15 19:01) 

赤か毛

caramelpapaさん、こんばんは。
底井野小学校また特集します。
by 赤か毛 (2009-02-15 19:13) 

赤か毛

wanwanmaruさん、門司港ほど華やかではありませんが
のんびりお散歩するには、良いところですよ。
by 赤か毛 (2009-02-15 19:15) 

つぼっち

最後の建物、きっと重要な役割を果たしていたのでしょうね。
二つの鳥居が並んだ映像は、すごく貴重だと思います。
by つぼっち (2009-02-15 22:07) 

お茶屋

ラストの一枚は、ホント迫力ある風情☆
すばらしいですね♪
by お茶屋 (2009-02-16 00:12) 

赤か毛

つぼっちさん、二つの鳥居珍しいですよね!?
私もほかでは見たことがないように思います。
急階段の上に見える赤い鳥居は、お稲荷さんですし
たくさんの神様が、ここには同居しています。
by 赤か毛 (2009-02-16 03:34) 

赤か毛

お茶屋さん、このあたりは黒田藩のお茶屋がありましたので
その流れで、明治・昭和になっても、番屋というか詰め所というか
そのようなものがあったのかもしれません。
by 赤か毛 (2009-02-16 03:40) 

keykun

こんにちは。^^
建物の造りの見事さに見とれながら説明を読むと、時代の変遷を納得します。^^)
高倉健さんの五代前~出身地だったのですね。^^)v
by keykun (2009-02-16 11:49) 

赤か毛

keykunさん、こんにちは。
小田宅子(いえこ)さんの道中記「東路日記」を読み解き
田辺聖子さんが現代版にまとめています。
少々読むのに骨が折れますが、当時の旅行がどのようだったかが
よくわかり興味深いです。
by 赤か毛 (2009-02-16 18:39) 

焼きとりおいちゃん

麻生氏ちゃ? 太郎ちゃんのご先祖様やろかね?(勉強不足ですみません)
猫のお城ちゅ~とも面白いねぇ~
 また 小旅行をした気分になれました 有り難うございますm(_ _)m


先日は当方掲示板に書き込み有り難うございました
気が付くとが遅れて失礼しました
池袋でやってるものを見つけましたので、ついでの時にご覧下さい

http://www.tobu-dept.jp/ikebukuro/f_event/event.php?fr_no=1973

個人的には 種子島の 安納芋
 焼酎は 国分の全量 芋

by 焼きとりおいちゃん (2009-02-17 14:38) 

響

猫に見立てた自宅だったのですね?
かなりセンスのいい宮司さんです(笑)
しかしとってもディープな散策で
とっても興味深いです。
最後の建物はかなり僕の中でHITしています。
by (2009-02-17 21:10) 

ゾリンターコ

猫型社務所にレトロな建物。一度行ってみたいです。
by ゾリンターコ (2009-02-18 00:16) 

Take4

今週の日曜日は久しぶりに休めそうなので、歩いて明神ガ辻山へ行ってみようと思っていますが、来週は中間の猫城にします。
中間は小学校のママさんバレーのお手伝いに週1回行っていてなじみがありますが、遠賀川の向こう側の中間は、行ったことがありません。
いいところがあるんですね。また、身近な新しい場所を教えていただきました。ありがとうございます。
そういえば、埴生公園というのも中間だったんですね。
猫城行ったついでに寄ってみます。中間の地名はわかりませんが、レトロな建物も探してみます。
by Take4 (2009-02-19 12:42) 

赤か毛

焼きとりおいちゃん!お元気でしたか?
麻生氏は、ご先祖かどうか、私も存じません。(^o^;

大鹿児島展、面白そうですね。
奄美の黒糖から霧島の芋まで、どれも試してみたいです。
by 赤か毛 (2009-02-19 22:56) 

赤か毛

響さん、一級マイナリストの達人にHITしていただいて嬉しいです。
宮司さん、なかなかですよね!?
二つの神社を兼務されているんでしょうかね??
by 赤か毛 (2009-02-19 23:04) 

赤か毛

ゾリンターコさん、こんばんは。
春の散策にいいかもです。
by 赤か毛 (2009-02-19 23:09) 

赤か毛

Take4さん、ありがとうございます。
参考にしていただけると嬉しいです。
ついで、といっては何ですが・・・埴生公園情報もこちら↓でどうぞ
http://chikuho-doukai.blog.so-net.ne.jp/2008-04-12
またまた手前味噌ですが(^o^;
by 赤か毛 (2009-02-19 23:16) 

takaki-i

底井野。中間の近くにこんな所があるのは全く知りませんでした。
猫城や月瀬八幡宮、歩いてみたくなるところです。
by takaki-i (2009-02-19 23:57) 

赤か毛

takaki-iさん、lこんばんは。
この地区は意外と歴史の古いエリアで、黒田藩では特に
珍重した地域だったようですね。
麻生氏と宗像氏の戦いの舞台でもあり
最終的には、猫城は宗像氏の手に落ちたとのこと。
といっても、戦いは互角だったようで、話し合いにより
遠賀川の東を麻生、西側を宗像と取り決めたということです。
by 赤か毛 (2009-02-20 00:58) 

jall

またまた、知らない場所が出てきました。
地方もじっくり回ると
歴史に彩られた色んなものがあるんですね。

by jall (2009-02-22 20:57) 

焼きとりおいちゃん

小生の知り合いが教えてくれた物産展などの情報サイトです

【地域産品チャネル】
http://e-bussan.co.jp/index.html

by 焼きとりおいちゃん (2009-02-23 15:35) 

二つ目草

このような場所に旧跡があったとは知りませんでした。
「攻めるときは高く見え、降りてゆくときは低く感じて、
まるで猫が背を丸めたり伸ばしているようだ」
というのは興味深いですね。
今でも現地でその名残を感じられるでしょうかね。
by 二つ目草 (2009-02-23 19:23) 

赤か毛

jallさん、こんばんは。
テレビや雑誌などのメディアに目を奪われがちの現代ですが
このようなマイナーな歴史の営みにも、目を向けたいですね。
by 赤か毛 (2009-02-24 22:55) 

赤か毛

こういう地域支援があるんですね。
おいちゃんありがとうございましたm(_._)m
by 赤か毛 (2009-02-24 23:04) 

赤か毛

二つ目さん、こんばんは。
実際に地形や光の当たり方や、何か科学的な理由があると
面白いですね。
探求したくなります。
また、そういうところに着眼する感性が、二つ目さんらしいと
改めて思いました。
by 赤か毛 (2009-02-24 23:10) 

caramelpapa


中筋往還とも言うらしいですね

底井野には遊猟場があって
福岡藩主が使っていたとか

新延から底井野、垣生、中間、吉田、則松、
長崎、陣原、皇后崎、貞元、黒崎だそうです

今日仕入れたお話し

   
by caramelpapa (2009-04-01 23:29) 

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